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プレッパーズと呼ばれる人々は戦争が起きても十分な食料や飲料水を確保して緊急時備えている。このほどスエーデン政府は20ページに及ぶ戦争時の対応マニュアルを国民配備した。ドイツも昨年に緊急時対応マニュアルをアップデートしている。
スエーデン政府は、戦争で敵国が国境を越えて侵入してくるなど重大な危機の対処方法を説明するマニュアルを470万世帯に送付した。緊急時には、テロやサイバー攻撃、自然災害、重大な事故、軍事衝突などが含まれる。
マニュアルにはあなたと周囲の人々が、通常の社会の正常なサービスが昨日しない状況に陥った場合、どう対処できるかを考えるよう促している。活発化するロシアの軍事活動とテロとフェイクニュースの台頭の中で、「各家庭の準備のヒント」と呼ばれる項目には、すべての世帯が準備するリストがある。
ドライフルーツなど水を必要とせず、または準備なしで食べることができる食料の重要性を強調している。他にも長寿命のパン(トルティーヤやクラッカーなど)、レンズ豆、豆、イワシとラビオリ、ライス、インスタントマッシュポテト、ブルーベリージャム、ローズヒップスープ、エネルギーバーなど。
戦争の他にも移民の増大で暴動が起きた時に国内インフラが機能停することは想定しなければならない事態に備えたものなのか、冷戦時の緊張が再び高まったことによるのか不明である。全国民が一人当たり2週間分で28リットルの水を確保するのは簡単ではないが、異常気象、テロ、戦争など緊急事象の起きる確率が高まっていることは否定できない。
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