活発化する欧州再編への動き

EUが独自の防衛基金設立で軍事力を強化

2015年11月14日にシリアとの国境付近でトルコ領空を侵犯したとしてロシア空軍のSu-24戦闘爆撃機がトルコ空軍に撃墜された。NATOの加盟国であるトルコが独自にロシア機を撃墜したことで、EUは衝撃を受けシリアのクルド人部隊(ペシュメルガ)を支援に踏み切った。

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EU離脱に議会承認が必要とした英国高等法院の判断

EU離脱を決める第50号条に首相の発動権があるとしたブレクジット賛成派の理解に反して、英国高等法院は議会の承認が必要との判断を下した。テレサ・メイ首相のEU離脱戦略の要となる第50号条発動に反対していた残留派が勝利したことにより、英国のEU離脱問題は白紙に戻りかねない混乱に陥った。

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ドイツとフランスのEU防衛連合構想

ドイツとフランスは新しい司令部設置や軍隊のより迅速な配置などを含むEUの軍事協力を強める計画を進めることになった。このための緊密な軍事協力計画は2016911日に両国の防衛大臣によって明らかにされ、ドイツとフランスの新聞で報道された。

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EU離脱が英国の研究開発に与える影響

ホーキング博士が英国のEU離脱でEUからの還付金がなくなれば、英国の科学予算が大打撃を受けると主張している。EUは加入国に相当な額の拠出金を課しているがEUから参加国への助成金で還元される部分もある。英国の研究開発予算に絞りEUへの拠出と還元の関係を検証してみる。

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移民問題で増加するドイツから東ヨーロッパへの移住

メルケル政権の移民政策で、ドイツは2015年に110万人の移民を受け入れた。その結果、犯罪やテロ事件は増加し、キリスト教文化、習慣や価値観は崩壊危機、社会不安、社会保障費の増大で財政悪化が進んでいる。移民反対の抗議デモがドイツ全域で広がっているが、移民政策は変わらず、2016年4月の時点で、22.2万人の移民がさらに受け入れられた。今では、ドイツ人口の4人に1人が移民と言われる移民国である。

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