映画「ノア 約束の舟」は旧約聖書創世記にあるノアの物語についてのものだった。ノアは大洪水に備えて箱船をつくり、あらゆる動物のつがい2匹を箱船に乗せて洪水を免れたが箱船に乗れなかった残りの生き物は全滅した。
現代版ノアの箱船は実在する。デンマークのJohan's ARKとして知られる実物(長さ300 cubits=137m)に忠実なスケール(写真)およびそれより大きいもの、小さいものとりまぜて造られ、観光客でにぎわっている。
世界の終わりが絵空事でない今日、惑星への移住をはじめやがて訪れる人類絶滅に備える人たち(Preppers)が増大している。
環境破壊、資源枯渇にはまだ時間があり、核戦争リスクは忘れられているが、同じ結果は金融危機によってもたらされる。こちらのリスクは現実的でいつ起こってもおかしくないのである。
ノアがどうやって箱船に乗せる動物を選んだのかは不明だが、観光客としてならノアの箱船に誰でも乗れる。
どうやって最後の日を迎えるのか、人それぞれだが箱船に乗ろうとする前に、まだ手を尽くすべき事があるのではないだろうか。そうした努力を最後までやった人だけが乗れるのかも知れない。
コメントをお書きください