トルコのアンタルヤは近接する空港がイスタンブール空港より国際線旅客数が多い、すなわちハブ空港となっていることをご存知の方は航空業界の人だろう。筆者がアンタルヤでみたものは意外なトルコの一面であった。
アンタルヤはオスマン帝国時代に自主権が強くトルコ人が移って来たのは比較的最近である。キリスト教徒やユダヤ人達も移って来て別々の居住区で棲み分けが成立していた。モスクと教会は共存することができたのである。
ここでは宗教はある意味、形式的で若い女性は最新ファッションで週末にデイスコはいっぱいになる。何故かいまごろデイスコブームでホテルのダンスフロアはデイスコになる。
街並は石畳の続くシシリー島の古い街並にそっくりで、地中海を渡ってフェリーでも様々な国から観光客が訪れる。
海岸線は美しくリゾートとしては西欧文化そのものである。時折聞こえるコーランのメロデイに気付いた時に我に返るにのみで、プールサイドは別世界である。
トルコは米軍基地があり中東をにらむ米軍とNATO軍の拠点であるが、最近のトルコは産業に力をいれ、政治的にも独立を目指しているようにみえるが、アンタルヤはそんなトルコを象徴している。
もともと独立性の高いこの街は古い城壁で囲まれた自由の砦なのかもしれない。若者は明らかにイスラムの厳しい規則よりデイスコに関心が高い。
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