ドイツのクイックランチ

  

 ドイツ人とクイックランチをすませる必要があるとき、たいてい連れて行かれるのは近所のミニビアホールで、勝手にソーセージとプレッツェルを注文されてしまう。

 

 またビールは水感覚なので中ジョッキがちゃんとテーブルに運ばれてくる。天気がよければ外のテラスでこのコンビネーションを楽しむことになる。

 

 英国でも昼食時にビールを飲むのは(私のつきあいの範囲では)珍しくない。もちろん上機嫌になり少し赤い顔をして仕事場に戻る人たちがとがめられることはない。

 

 昼食時にエネルギーを注入するやり方は色々有る。イタリアでは昼食時に仲間がそろうと最後の仕上げはグラッパーだが、1杯にしておく人がほとんどである。

 

 午後にアルコールでエネルギー補給というのはもってのほかだと思う雇用主が日本ではほとんどだろうが、冷え込む冬の知恵として欧州では定着しているようである。

 

 普段は真面目な役員でも部屋のどこかに探せば必ずブランデイボトルが見つかるだろう。

 

 ドイツソーセージの定番は上の白ソーセージで一応は皮は食べないとされるが、種類によっては柔らかい皮のものもあり、少しだけ焼いてもらうと美味しくいただける。

 

 ソーセージをマーケットで選んで買うのは頭が痛くなるほど種類が多い。下の写真はシュツットガルト中央市場でのスナップであるが、サラミといってもたくさんあって選ぶのはなかなか大変である。

 

 なお日本のプレッツェルは柔いのが多いが、少なくとも外側はパリパリがいい。マスタードは私的には向こうで食べたものは甘すぎるが、これは好みの問題かも知れない。

 

 今晩はソーセージとビールでドイツ風に簡単な夕食にしようか。もちろん主役はビールということだ。