ストラスブルグには有名な大聖堂の他にもたくさんの教会があってそれぞれが個性的である。考えてみると我々の都市のイメージ、摩天楼は欧州のそれとは極端に異なることを実感する。
そのストラスブルグにもモダンなものがある。街の中心部を走り回る超近代的な低床式デザインのトラムである。
たいていの場所にはこれひとつで移動できるし、新旧のコントラストがみていて新鮮に感じる。このために車の数が少なく車道も人が自由に歩き回れる。
このトラム何かにでも似ていませんか。
ホンダの「ちょうどいい」でおなじみのCMの「フリード」の前進に「モビリオ」という車があった。この車はこのトラムに触発されてデザインされたというだけあって、そっくりな愛嬌のある「ちょうどいい」コミューターであった。モビリオの室内は結構広くて何より木にっていたのは運転席まわりの開放感だ。まさにストラスブルグのトラムの先頭車両に乗ってストラスブルグの石畳の街を行く感じだった。
このトラムなら京都や奈良を走っても違和感がないのではないだろうか。
いや、昔は東京は都電が縦横に走っていました。またトロリーバスだってあったのです。思い切って超近代的なトラムを走らせてみたらどうでしょう。
都バスもこれに置き換えてオンデマンドで走らせることで効率も上がると思う。ストラスブルグには5路線のトラムが放射状に伸びていて、環状線はないのだが市内を運河が一周していて観光には運河沿いのボートがある。
そういえば日本でも新交通システムができかけたが石油ショックでかなわなかった。この機会に車社会から少し目線を新しい乗り物に向けてみると違う世界が広がるかも知れない。
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