メキシコのファーストフードの代表は誰でも知っているタコスだろう。Taco Bellは米国でも屈指のファーストフードで(さすがに西部に多いものの)全米に展開している。
一方でブラジルの肉料理といえばシュラスコがある。遠火でグリルしたブロック肉を薄く切って取り分けるシュラスコは夕食の定番だが、ときどきだだっ広いブラジリアで歩き疲れると街中で小腹がすくときがある。
そんなとき一緒に歩いていたメキシコ人の友人が、早く立ち去りたい裏通りで、めざとく一件のファーストフード店(下)をみつけて、あれはメキシコ料理で味は保証するから食べようという。
しばらくしてその食べ物をいざ食べようとすると、タコスの皮のパリパリ感でなく、ライバル、ブリトーに近い。
中身はシュラスコがメインであるが、例によってぐじゃぐじゃウエットのアヴォカト主体の野菜ペーストで見た目は食欲が湧かない。
メキシコのストリートフードのリスクもあるし。
しかし一口食べたらこれが美味しいのなんの。ときどきシュラスコは乾燥していると美味しくないが、こちらはしっとりとして5★でした。
ブラジリアはいまだに建設が続いていて、建設現場が近いこの店も労働者達が頼りにしているのだろう。
シュラスコとメキシコのファーストフードはおもしろい取り合わせだが、なかなかのものであった。
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