ポーランドにはベネデイクト修道院が\たくさんある。ワルシャワから少し離れるが\クラコウは落ち着いた古都で、ポーランドを訪れる機会があれば、ぜひいってみたい街である。
ポーランドで一番古い、ポーランド王国より古い8世紀に遡る歴史は古い街並のいたるところに窺い知ることができる。
郊外のTYNIECは運河で行き来でき、格好の観光クルーズを提供している。上のクルーズは春がおすすめで、鳥のさえずりや水音しか聞こえない中をゆっくり進んで運河に沿った街並を楽しむことができる。
クラコウは19世紀初頭のウイーン議定書によって自治領となった独立精神の旺盛な市民によって、ナチスドイツ占領時にはクラコウゲットーに押込められていたが、蜂起を当然のように考える不屈の精神はそいう時代を耐え忍んだ。
ポーランド人は決してナチスという言葉を口にしないかわりに、"Difficult Times"という。もの静かに戦後に破壊されつくした建物を、細部まで復元したことを誇りを持って語る姿に不屈の精神がみてとれる。
しかし何故かクラコウはナチスの破壊をまぬがれた。きっと美術を目指したはしくれとしてヒットラーも古都のみえざる力に負けたのかも知れない。
ベネデイクト修道院の多くは質素なつくりで、威圧感はない。中心にあるヴァヴェル城も城というつくりではなく質素な王宮という感じだ。
街を歩くと高齢者の数がやけに多い。夕方は広場に年齢を問わずカップルが集結するが、それぞれ楽しそうである。クラコウはビールが美味しい。夕方になるとカフェのテラス席には若い女性達が集まり一気に華やかになる。しかし老人達もその中にあって楽しそうだ。
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