気がついただろうか。
日本の国際空港では居住者(Resident)と訪問者(Visitor)という区別は無い。
日本人(Japanese)と外国人(Foreigner)なのである。帰国するたびに、この表示の違いに疑問を持っていた。
欧州の国際空港に降り立つとEU residentsかどうかで区別される。米国ではUS Citizen+RsidentsかVisitorの区別である。
いってみればUS Citizenが国民、Japanese、の定義で、これはResidentsであってもその資格がない者と明らかに区別される。
多くの国を訪れたが外国人という区別は日本独特の表現のような気がする。それならAlienといった方が良い気もする。
「外国人」の多くは特に悪い感情を持つ訳でもないが、自分の置かれている状況が「訪問者」という分類でなく、「異国」というニュアンスの強い「外国人」に特別な国に来た、ことを実感するに違いない。
ところで米国のパスポートコントロールでは一昔前の例えばJFKでは、Visitorレーンが超長蛇の列で、US Citizenレーンは空いていたものだ。Visitorレーンは混み合いバゲッジを床に置いて皆それを蹴飛ばして歩き1時間待ちは普通だった。
しかし今はこちらの方も混んでいる。理由はUS Citizen+Residentsの後者の増大にあるようだ。
移民の受け入れをすると日本人レーンも外国人レーンと同じに混み合う成田空港になるのだろうか。
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