大人から子供までテロリスト御用達の銃器はロシア製のカラシニコフAL-47である。映像でよくみる砂漠を黒装束で歩くテロリストや幼い顔の少年兵が手にしている、世界中にばらまかれた自動小銃の傑作である。
全部で1億丁が世界に存在する。性能的には軽量級だが、ここまでヒットした理由は頑丈さと安価なことである。コモデテイとしたら成功する条件が揃っていた。銃器のコモデテイ化の筆頭といえるだろう。
軽量であることも携帯性にすぐれている、結果、少年兵でも携行に支障はない。AK-47の全体の構造は旧式の自動小銃そのもので、特徴は湾曲したマガジンラックで30発の7.62mm弾が装填され、フル/セミオートマチックで射撃ができる。
耐久性も折り紙付きで水につけても、また砂漠のほこりにまみれても射撃は充分行なえる。
1億丁も生産するのは1カ所ではできない。14カ所で公式に生産されている他、コピー製品が簡単につくれてしまうことも、コモデテイ化した理由である。モデルガンマニアにはコモデテイのため人気がない。
米軍装備のライバル、M16はアクセサリが豊富でマニアに人気であるが、真実はどうか。ベトナムで米兵達は一日の行動が終わると、分解掃除が日課であった。怠ると射撃ができないので生命に関わる。使用環境にきびしい制限がついていたのだ。M16には20発マガジンと30発マガジンがあるが、後者は湾曲していてAK-47に似ている。
実用性に徹してコモデテイNo.1のとなったAK-47は世界中の紛争、テロ事件に関わる事となった。
また米兵が川を渡る際に頭の上に思いM16を持つのは水を嫌うからで、その点水にぬれても兵器なAK-47は気楽に行軍できた。
拡散してしまったAK-47だがいまからそれらを回収することはとても出来ないだろうが、テロリストが手に入れるルートは必ずある。またAK-47購入資金を断つ。また暫定政府が強制的な刀狩りを行なう必要があるだろう。
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