ホテル備え付けの家具で欲しくなるようなものはなかなか無いが、このカウチは快適で足を投げ出すと本の進み方がまるで違う。
モダンなインテリアは北欧調で明るい。コペンハーゲンヒルトンでの体験。
個人的に暗く重苦しい部屋は好きではないので、高価そうなアンテイーク家具に囲まれたホテルは苦手である。例えると日本にはそうした高級ホテルが結構多いのではないだろうか。
歩くと床が鳴りぶつかると壊しそうになる家具が並ぶ部屋は人間より家具中心のようだ。夜が怖い。
一方、フランスで3★で外側が古い中世からの建物のようにみえるホテルでも一歩中に入ると完璧なリノベーションで、超モダンなホテルをみつけるのは簡単である。
たいてい後からつけたエレベーターで階段でバゲッジを運ばせるなどということにはならない。
モダンなインテリアが何より安心感を得るための基本である私にとって、コペンハーゲンヒルトンは別格の存在である。
ここのロビーにあるバーで味わえるデンマークビールは本当に美味しい。ビールを持ってホテルの中を快適なソファを探しまわり、気に入った一角をみつければ至福の時間が訪れる。
北欧の旅は天候によるが、鉛色の雲におおわれた空の下ではテンションが自然に下がる。そんなときでもデンマークビール(ドラフト)が救いになる。
家のリビングには別の北欧調カウチがあるのだが、これはいまでも欲しいと思っている。
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