ローマのテルミニ駅のクリスマスを控えた12月の写真。以前に何度か取り上げたがここはあるとあらゆる軽犯罪を体験できる「社会見学」にはうってつけの体験空間である。
もし早めに体験して欧州社会の現実を学ぶならお勧めしたい。そういう自分は若い頃にパリからローマの近くのフラスカテイまで、安全に行けるか、賭けをして車を選びあえなくミラノで盗難に合ってから、ローマで数えきれないほどの、攻撃にあったがその痛い経験のため、全線全勝である。
ローマの軽犯罪はほとんど自分で防げるものである。また相手をみるので、眼光厳しい人には寄って来ない。
そんなテルミニだが好きな季節は12月。このときばかりは喧噪の中にほっとするもの(写真のツリー)が出現するからだ。
ツリーならたいていはもっとイルミネーデョンが華やかなものが多いが、ここのは一風変わっている。
ツリーの下をみて欲しい。子供達の願いが灰付けられているのだ。きっとたわいない願いなのだろうがぎっしり貼付けられた願いを真剣にかいた子供達はほほえましい。
興味を持ったので写真をとっていたら、この写真をとった後で警察官に駅構内では写真はとるな、と注意された。
しかし景観の眼は笑っていた。誰でも心が穏やかになるのがクリスマスだ。私が願い事を貼付けるなら、世界中に多発している残忍なテロと難民を生む紛争が無くなるように、とかいたい。
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