フロリダ半島から南に飛び出した島、キーウエストの南端にある"Southernmost Point"は観光客が耐えない。
ここからさらに南に90マイル、およそ140kmにキューバがある。そちらの沖合を眺めるアメリカ人は皆、キューバにあこがれているような雰囲気だ。
キューバとアメリカの国交断絶も終わろうとしているが、自由な行き来が認められたら、こういう人を含めて世界中から観光客が殺到するに違いない。
この地でキューバを思い晩年を過ごしたヘミングウエイだって、もし行きていたら行かないはずはない。
キューバの首都ハバナに住む若者も60年代のアメ車(当時のアメ車は信じられないほど頑丈であり、田舎の自動車修理ショップでも主要なラインアップの部品も手に入った)を乗り回すアメリカ大好き人間なので、お互いの交流はさかんになるだろう。
この地に来るにはマイアミから映画で有名なキーラーゴを通り、誰でもCMや映画でみたことのある海の上を走る、というよりは超低空飛行?が楽しめるセブンマイルブリッジによる陸路である。
ヘミングウエイが何故、キーウエストが好きだったかは歩くとすぐ反対側の海に突き当たるちっぽけな島がキューバに良く似ているからだ。
きっとこの観光ポイントの意味は国交回復とともに薄れるだろうが、キューバに最も近いアメリカからフェリーでハバナに行く、ツアーがさかんになるだろう。
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