昨日は家族でVで始まるステーキが中心のよく知られたファミレスにでかけた。失敗だった。
ブレッドバー、スープバー、サラダバーが売りの店であるが、肝心のステーキが良くない。しかもせっかくの鉄板の上にあるにもかかわらず出てきたときは音がしていない。(?)
ネットで調べると「Sizzlerに迫るサラダバー」、「焼きたてパンがおいしい」、とある。しかしステーキの味についてのコメントはほとんどない。あるにはあるのだが、「味は普通だ」とある。この店に関するコメントは信用してはならない。
基準にされたSizzlerは気の毒である。パンにしても「おいしい」という人はたぶん、家でパンを焼いたことのない人だろう。焼きたてパンとしては「普通」なのだ。
この店を悪く言う気すらおこらないが、頭の中で自分の基準は何か、と考えてみた。Sizzlerのサラダバーはアメリカンスタンダードではあるかもしれない。昔、新宿の店に入るとウエイトレスが目を光らせていて、誰が何回取りに行ったかを監視していた。店としては東京ドームホテル隣の店の方が落ち着いて食事できる。
しかし、ステーキやグリル、サラダバーも私の頭の中ではSizzlerが基準にはならない。他にサラダバーが充実しているところといえば、ハワイのシェラトンのグランカフェなど思いつくが...
私の経験した最高のサラダバーは70年代後半に米国南部(ジョージア)のインターステート沿いにあるとあるカフェのものだった。物流の良いインターステート沿いのためなのだろう。鮮度がまるで違う野菜や果物がずらりとならび圧倒的に美味しかった。
その後、日本でなかなか良いサラダバーに巡り合わなかったが、六本木にかつて存在していた隠れ家的なグリル、ビクトリアステーションの虜となった。この店のサラダバーのみを語るのは失礼だが、素晴らしかった。
この店がなくなってからサラダバーを追求することはとうの昔にやめた。またこの店の暗めの照明の雰囲気やシートも好みであったが、良い店は消えていく...
サラダバーは種類が多ければ良いわけではないので、種類を絞り込んでも鮮度をあげてくれたらそれで良いのだが。
結論としてVで始まるステーキファミレスは最悪。二度と行かないことは確かだがそれより「食べログ」になぜネガテイブコメントがないのかわかったような気がした。
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