正月早々明るい話題ーANAカラーのA380

先日のブログでANAのCAの素晴らしいチームワークについてかいた。

そのときに最後にちゃっかり自分の希望を付け加えておいた。A380の採用である。その希望が現実になった。正月早々おめでたいニュースに感謝しなければいけない。

 

なぜかというと私はルフトハンザが成田ーフランクフルト間にフランンクフルト・アム・マインという特別の(1号機)A380を就航させた翌月にドイツ出張があって、乗る機会を得た。ちょうど707に慣れていて(年齢がわかっってしまう)、747に初めて乗ったときの印象とよく似ていたからだ。

 

787はよくできた飛行機だが離着陸時の挙動がやはり747に比べて落ち着かない。機体もたわみが激しく窓際に頭をおいていると外壁のたわみを感じる。またそこらじゅうから新素材のきしむ音がしてちょっとだけ不愉快なのだ。

 

A380に乗り込む前のワクワク感はなぜなのだろう。昔フランクフルト空港で出発便を待ちながらぼうっと外をながめていると、飛行機が離陸するときにとなりにいたテーブルの若い男が教えてくれた。

 

あれがA380なんだ、すごいだろう、といって笑ったが少し悲しそうだった。きけばマイアミの建築作業をしていたらしいのだが、ある日急に高層コンドミ建築が中止となり解雇されたらしい。飛行機が好きなこの男はいつかA380に乗ってみたいといていた。

 

A380の離着陸は747より安定している。私は離着陸を垂直尾翼の上から眺めたCAMビューをみながら離着陸を楽しむのが好きだ。まるで自分が鳥のようになった気分になるからである。エアラインのシステムによるがA380のエンタテインメントシステムは格別で12時間の飛行が短く感じる。

 

上の写真はHがごく最近始めた飛行機撮影。なので当然画質は悪い。撮影地点が成田A滑走路へのアプローチで旋回直後にあたる。列をなしてアプローチする各社の機体が楽しい。タイ航空のA380は胴体が下から眺めると、輸送機のグッピーみたいである。

 

ANAカラーのA380がいよいよ実現することになった。私の周りには787を賞賛する声が多いがA380に一度でも乗ってから印象をききたい。まるで次元が異なるのだ。3機体制ということだが欧州と米国に飛ばすにはちょっと寂しい気もする。

 

ANAカラーのA380が成田便になるとも思えないのだが、就航前にカメラの腕前を上げて600mmレンズを購入しておかなければならない。