時々、エスプレッソマシーンを持っていないにもかかわらずエスプレッソ・コーヒーパウダーを買ってしまうことがある。ぼんやりしていたりすることもあるし、バーゲンに出ているillyの缶たちを見ていると、気の毒になって購入してしまうこともある。
世の中のエスプレッソマシーンは買いたいものは大体、安くて7万円、希望するのは12万円ということや、何より後始末が面倒くさがりには苦痛以外の何物でもない。
それともう一つ。ミルクウオーマーにしても自動供給にしても、使ったままだと夏場は大変なことになる。
そこで手軽にドリップマシンでいれて香りだけでも目の覚める感覚を楽しめないかということになるのだが、ネットには目詰まりで洪水になった、やめたほうが良い、という記事が溢れている。
やるな、と言われれば逆にやってみたくなる。私の愛用するコーヒーメーカーはハリオのV-60。珈琲王という名前にピンとくる人も多いかもしれない。このマシンにたどり着く人たちは多くの別メーカーのマシンを試してきた人が多いらしい。確かにこのマシンの特徴は、単純に珈琲ドリップをバリスタのように行うことと、発売当時は唯一蒸らし機能が付いていた点だ。私的に気に入っているのは余計な機能が一切ないことである。
さて前置きが長くなったがこのマシンでiilyのエスプレッソコーヒー・パウダーでドリップコーヒーがいれられるのだろうか？
答えはYes、ネットにある目詰まりと洪水はない。味も香りも悪くない。ネットにあることを頭から信用していたら缶ごと捨てていただろう。ハリオとカリタのドリップ穴には大きな差がああるので、ここが効いているのか、V-60の一気にドリップするところが効いているのか今はまだわからない。
しかしネットにある評価やコメントをそのまま信用することが危険であることはよくわかった。多分、評価をする時に条件を詳しく書いている人のコメントは信用できるだろう、その条件で、という限定付きで。
