Credit: mart-museum.ru
なんでもブームには終わりが来る。スターバッックスが国内売上4位といってもまだまだ米国の売り上げ落ち込み(上の図)には及ばない。
筆者の郊外の街には5件出店しているのだが、行く価値があると思っているのはたった1箇所、リザーブ店のみである。
なぜかリザーブ店はいついっても席がある。それ以外の店はテーブル席は本屋のように本を読みふける人でいつもいっぱい。コーヒーを出して商売する店が席がない、とはどういうことだろうか、などと思っていた。
それより残りの4店舗のコーヒーは美味しいと感じることはなかった、つまり味にばらつきがあるのだ。コーヒー通の友人によればスターバックスは管理が徹底しているように思われがちだが大事な水に関して管理が甘いという。
サンフランシスコの街には同業者がたくさんあってPikes Coffeeというのが人気があった。Blue Bottle Coffeeもあったが行列はなかった。
キャラメルマキアートは縁がない私の結論は、同じお金を出すなら家で良い豆でドリップコーヒーを作る方がまし、であった。なのでリザーブ店に時々顔を出すほかは滅多に足を運ぶことはない。
あの価格で落ち着ける席がないサービスは長続きしないだろうとは思っていたが、こんなに早く落日になるとはちょっと驚いた。
次は何が流行るのか予測できないが少なくとも日本の気取ったオーナーがじっくりいれてくれるコーヒーとゆったり時間が流れる「喫茶店」は復活するのではないか、と思う。
街角に個性的な店を見つけるのも楽しみである。そういう意味では金沢はいい街だ。筆者の若い時はジョージと呼ばれる吉祥寺の喫茶店に行くのは楽しみだった。
日本のスターバックスの落日が来るなら「喫茶店」の復活の兆しかもしれない。
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