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メイ首相が欧州議会(通称ブリュッセル)から譲歩を求めるべきだとして、来週の議会投票が危ぶまれている。英国に不利なEU離脱条件を改善するように、保守党が再交渉を要求すれば、来週の月曜日に行われる予定の議会投票は、延期される可能性があるからだ。そうなれば、政府は12月11日の日付の2日前の金曜日に投票を断念せざるを得ない(The Sun)。
より多くの譲歩を引き出すための再交渉の動きには、サジド・ジャビッド、クリス・グレイリング、ジェレミー・ハント、リラム・フォックスを含む一連の上級閣僚が支持したことが伝えられている。メイ首相に再交渉をうながす動きは、英国下院議会で最高200票を失うことになるとの懸念が広がった結果であるが、ブリュッセル相手の交渉が困難であることはわかりきっている。
昨日のアルゼンチンでのG20首脳会議で、テレサ・メイ首相はこの9日間は英国の将来を決めると語った。一方、労働党は、12月11日の下院でのメイ首相の敗北を予期して、不信任投票が避けられないとしている。またメイ英政権を支える北アイルランドの民主統一党(DUP)は9日、EU離脱交渉を巡り、英国を分断する合意を支持しないと表明した。
DUPはアイルランド海で国境を作る恐れがあることから、メイ政権の支援を終える瀬戸際にある(The Times)。
DUPの支援がない状況や保守党から100人以上の反対者がでたメイ政権は風前の灯である。メイ首相自身が認めているように、この9日間で英国の将来が決まるが見通しは以前不透明のままである。