地球の陸地の中心にあったギザのピラミッド

22.11.2016

Image: mars-news.de

 

ギザのピラミッドはエジプト第4王朝のクフ王の墓として知られる。巨大な古代建築物として威容を誇る世界7不思議のひとつとされるこのピラミッドは一方で、極めて精度の高い建築物をどのようにして建設したのか謎に包まれている。

 

ギザのピラミッドは2-30トン(平均2.5トン)の石灰岩ブロックを230万個積み重ねて高さが146.59m、容積235.2万立方mの体積に積み上げたものである。最も重量の大きいブロックは50トンになり、重機なしには現代の建築技術でも建設は困難である。

 

 

Photo: manoelwilliam.tumblr.com

 

学者の多くは石と銅器のみで建設されたと考えているが、具体的な建設方式は推測の域を出ない。しかしながらギザのピラミッドが建築物として高度であっただけではない。4辺は3/60分の誤差で東西南北に面している。また1877年に地球上の特殊な場所(地球の陸地の中心)に驚くべき精度で建設されていたことが明らかになった。

 

地球上の陸地の中心(Center of Earth’s landmasss)とは最長の緯線と経線の交わる地点のことである。この地点を割り出すには天体と地球に関する高度な知識が必要となる。地球が球体であることを知らなかった紀元前2500年にエジプト人たちはどのようにして、この特殊な地点を正確に割り出すことができたのかはピラミッドの建設様式同様に謎に包まれている。最近の計算によれば誤差は1%以内だという。

 

下図に示すようにギザのプラミッド(右上)と二つのピラミッドとの位置関係がオリオン座に対応することは古くから指摘されている。3大ピラミッドの位置関係以外に建設場所の測量をどのように行ったかの疑問は解明されていない。何らかの測量の基準が存在したことは確かだがそれが何かはわかっていない。

 

 

 

Source: Wiki