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小惑星が地球に衝突するという予測は大々的に報道されるがこれまで、予測が外れることがほとんどで興味本位にメデイアによって誇張されたものが多かった。しかし一方では隕石の落下が世界各地で目撃され宇宙からの訪問者には十分注意が必要であることも事実である。
NASAは2013 TX68と呼ばれる小惑星が地球との衝突軌道にあり接近中であることを伝えた。この小惑星の最接近は2017年でその確率は2億5千万分の1ということなのだが、誤差も大き炒め気になるところだ。2013 TX68は3月8日にも地球をかすめる。今回は衝突の危険性はないが2017年の接近ではわずかながら衝突の危険性があるという。
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2013 TX68は2013年10月にNASA傘下の天文観測チーム(ジェット推進研究所)によって発見された。
上の軌道を詳しくみると3月8日の最接近では地球から500万kmの地点を通過するが最も近い場合でも2万4000km離れているという。したがって衝突の危険はない。
次に接近するのは2017年9月28日でその時には衝突の危険性が2億5千万分の1だという。さしあたり2013 TX68の地球への影響はなさそうである。しかしNASAの発表する最接近に関する情報は頻繁にアップデートされるので、引き続き注意する必要があるだろう。3月8日の接近は太陽と重なるため目視できない。