チリのCalbuco火山が突然、4月22日に噴火した。休火山の相次ぐ噴火について先に伝えたばかりだが、今回のCalbuco火山は突然爆発し噴煙が1万mまで吹き上がった。周辺の20km圏内の住民に避難勧告が出された。
吹き上げられた火山灰の影響で付近のBariloche空港も閉鎖された。噴火はその後停止したが、南米で相次ぐ火山噴火について警戒が必要である。チリの富士山と呼ばれるビジャリカ山は3月4日に噴火、3,400人が非難したばかり。
エクアドルのトウングラウア火山は2月3日に噴火、2014年3月28日にはレベンタドール火山が噴火した。噴火に伴う地震発生も顕著になっている。これより先、2011年6月4日チリのプジエウ火山が50年ぶりに噴火した(上の写真)。
太平洋を囲む火山地帯のつくるベルトは"Ring of Fire"と呼ばれ、一方の火山または地震活動は反対側での活動と相関が指摘されている。
実際に地震震源地と"Ring of Fire"は重なる。太平洋の反対側の火山、地震活動に注意が必要だ。