Photo: New York Post
NYCは流行の発信地だがファッションやアートでなく、コミューターにも最新の試みが話題となっている。レンタル自転車というダサいものでない、「シェアサイクル」、バイクシェアである。似たようなシステムは欧州にもあったが、今回のシェアサイクルは市長の肝いりで市民の足を提供する。
CITI BIKEと呼ばれるバイクシェアは2013年6月から始まり、初年度から6,000台がマンハッタンの59丁目以降とブルックリンに300以上のステーションに設置されている。ステーションマップによれば、急速に増殖が進みマンハッタンはどこにいってもステーションがみつかる。
Photo: The New York Times
ではなぜシェアバイクが人気なのかというと、写真のように女性にも乗りやすいシテイバイクでスポーテイに乗りこなせて、写真の女性のようにファッション性が高いこと。これだとちょっとした買い物や通勤に使ってもNYCに溶け込む。ステーションはソーラーパワーで自立していて、ちょっとした入力をタッチセンサー付きの液晶画面に行うだけである。
料金は初年度(2013年)には保証金101ドル、24時間パス9.95ドルで24時間使えるから、ラッシュを避けた通勤や買い物、運動などにもってこいである。なおこのバイクには面倒な鍵はなくステーションtoステーションで、ステーションに戻すのが原則。
ということで新しいNYCのコミューターシステムに定着しつつある。しかし調べてみると日本にも面白いシステムがあった。北九州市に世界初の電動CITI BIKEがあった。ステーション数は21箇所にすぎないことと、100円/時間の料金は決して安くないが高齢者には電動バイクはこころ強い。
またシェアサイクルの先駆けであるパリのVelibは23,000台が整備されステーションはほぼ300m間隔に設置されている。料金は1.7EU/日とNYCや日本に比べるとタダみたいなもの。
年の車の交通量を減らして温室効果が巣を抑制するのにも一役かうCITI BIKEのようなシステムを東京でも実用化してみたい気がする。一部にはシェアサイクルがすでにオープンしてはいるが、台数や利用料金、システムについては実用レベルにはない。