マイクロチップを埋め込む人々

Sept. 10, 2014

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人間に埋め込める小型RFIDマイクロチップが初めて開発されてから12年。人間社会がこの技術を否定するかと思われたが、近年自ら、チップを体に埋め込む人々が増えている。

 RFID (Radio Frequency Identification)とは、ID情報を埋め込んだIC チップから、電波を使って管理システムと情報を受信するデバイスである。運転免許証、SUICAなど電子マネーカード、クレジットカード、病院診察券、社員証、ETC、セキュリティロック認証用タグや鍵などの非接触ICカードは、技術的にはRFIDカードである。


 その他にも、バーコードに代わる商品認識別や商品管理として使用されている。ほとんどの国民が持つ携帯電話にはGPS機能がついている。生活の中で日常的に依存している技術であり、人間が受け入れた技術である。

 生活に必要な情報を搭載したRFIDチップを体の一部(今はほとんど手)に埋め込む人々が(主に)アメリカで増えている。手を向けるだけで、自宅や車のドアを開け閉め、手が持っている複数のRFIDカードの代わりとなるため、カードを持つ必要がなくなる。iphone 6の発売前から、仕事上の情報をスマートフォンで活用する目的で、チップを埋め込んださえいる。またタトーにデバイスを組み込む技術も研究されている。



 自らチップを埋め込む人々は世界中で増えている。社会的トレンドに発展していくかの判断はまだできないが、その環境状況は拡大している。忘れてはいけない事は、便利さだけで受け入れられる技術ではない事である。本来は、モノを管理、追跡するために開発された技術であり、使う側の便利さに対して、使う側の行動を監視、行動を追跡することが可能なことである。


 便利な反面、第三者が監視する世界でどのようなことが起こるのか誰にも予想できない時代が近い。